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コウノトリ「歌」(J0181・メス2歳)のはく製について(令和3年1月21日)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う国の緊急事態宣言が栃木県に発出されたことを受け、渡良瀬遊水地コウノトリ交流館は1月15日から臨時休館中です。はく製の見学は、緊急事態宣言が解除され、施設が再開した日から可能とする予定ですが、詳細については決まり次第お知らせします。大変申し訳ございませんが、ご理解くださいますようお願いします。
※施設の休館により、はく製展示およびはく製の公開を記念したコウノトリ「歌」写真展(写真提供:渡良瀬遊水地見守り隊)の様子を、YouTubeの小山市公式チャンネル「oyamacity」で配信しています。ぜひご覧ください。

 

死亡したコウノトリ「歌」がはく製となって帰ってきました!

「歌」は令和元年8月7日に、千葉県野田市放鳥「ひかる」(J0128・オス)に連れられ小山市に初めて飛来しました。その後、徳島県鳴門市へ一時帰郷していましたが、令和2年3月11日に小山市へ再飛来。3月22日に「ひかる」とペアになり、5月30日(推定)にはこのペアから、昭和46年に国内野生コウノトリが絶滅して以降「東日本初」となる野外繁殖によるヒナが誕生しました。また、2歳のメスが産んだ卵がふ化した「日本初」の快挙ともなりました。
 「ひかる」とともに、ヒナ2羽(「わたる」(J0329・オス)と「ゆう」(J0328・メス))を見事に育て上げた「歌」ですが、9月26日に左脚を負傷している様子が確認されたため、関係機関の協力により10月8日に保護し、栃木県の施設へ搬入しました。10月12日には、開放骨折による細菌感染が確認されたことから、やむを得ず左脚の切断手術が行われ経過観察されていましたが、残念ながら10月14日に死亡が確認されました。
 令和3年1月21日、全国に希望を与えてくれた「歌」がはく製となって「渡良瀬遊水地コウノトリ交流館」に帰ってきました!

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コウノトリ「歌」について

●愛 称:「歌」(個体番号:J0181)
●性 別:メス
●ふ化日:平成30年3月13日
     徳島県鳴門市大麻町 電柱巣
●巣立ち:平成30年5月24日
●死亡日:令和2年10月14日
     左脚(下腿骨)骨折等による衰弱、心不全
●足 環:(右)黄赤、(左)黄黄
●親鳥
  オス:兵庫県豊岡市生まれ「ゆうひ」(J0044)
  メス:兵庫県朝来市生まれ「あさひ」(J0480)

 

 

関連情報

展示場所である「渡良瀬遊水地コウノトリ交流館」の所在地や概要についてはこちらをご確認ください。

はく製の展示の様子がオンラインでご覧いただけます!

渡良瀬遊水地コウノトリ交流館でのはく製展示およびはく製の公開を記念したコウノトリ「歌」写真展(写真提供:渡良瀬遊水地見守り隊)の様子をYouTubeの小山市公式チャンネル「oyamacity」で配信しています。ぜひご覧ください。
小山市ホームページはこちらから

 

【重要】野外コウノトリの観察マナーの徹底にご協力ください

●コウノトリの観察や撮影は堤防上からなど、150m以上離れた場所から行ってください。ただし、繁殖期間中は堤防上から観察してください。
●大変危険ですので、路肩や路上など通行の妨げとなる場所へは駐停車しないでください。
●渡良瀬遊水地第2調節池の小山市域では、「渡良瀬遊水地の保全と再生及び賢明な活用に関する条例」によりドローンやラジコン等無人航空機の飛行が禁止されています。